超高配当投資案件には要注意

超高配当投資案件には要注意

私の投資の成功体験・失敗体験です。この投資は私の社会に出てからの初めての投資案件でした。成功、失敗に関わらず良い経験をしたと思っています。皆さんには今後の投資案件の参考にしてもらえればと思います。

超高配当投資案件には要注意

私が投資したのは、「ライフステージ社の超高配当投資」でした。

この案件は結論からいうと、失敗案件です。「失敗」とは投資した結果、予測していた目的を果たせなかったという意味でもあります。

元々札幌にあった会社で、知人から紹介を受け、200万円をこの会社に投資しました。私と古くからのお客さまより、その知人を紹介してもらったのですが、どうやらこのライフステージ社の「エージェント」だったらしいです。

こういった超高配当の投資案件は、多くはエージェントからの勧誘がほとんどですが、エージェントとはその会社を勧めて成約するとバックマネーをもらう仕事の人です。

投資の内容はFXでの運用です。私は200万円をライフステージ社に振り込みました。まず200万円を香港ドルに両替し、香港ドルでFX運用、そこから出た利益から配当として香港のHSBC銀行に毎月振り込んでもらうというスキームです。

契約は1年契約で基本的に1年終了ですが、そのまま更新も可能でした。

配当額・金利は?

初月の配当は7,700HKDでした。(HKD=香港ドル)当時の為替レートで約90,000円程度です。200万円の投資で毎月の配当が9万円です。年利実に54%です。あまりにも美味しい投資・・

2ヶ月目も7,700HKDの配当!そして3ヶ月目も7,700HKD!4ヶ月目も7,700HKD!嬉しくてたまりませんでした。5ヶ月目も7,700・・・6ヶ月目も7,700・・・なんで毎月同額なのだろう・・・?

そんな疑問が頭の片隅にありましたが、毎月入ってきているのだからそれほど気にはなりませんでした。毎月の配当をHSBCのインターネットバンキングで確認するのが楽しみになっていました。

契約も更新し、7,700HKDが1年半続きました。そしてその翌月、7,600HKDの配当。「あら、少し減ったなぁ。運用悪かったのかな?でも十分の配当!」次月の配当7,400HKD。「また少し減ったなぁ・・・」とまだそんなに気にはならない額、むしろまだまだとんでもない配当です。

その後、徐々に配当が減っていったのですが、初めてからちょうど2年が経った月でした。900HKD・・・?「えー!なんで!」突然の大幅減少にライフステージに電話しました。

どうやら運用がうまくいっていない、とのことだったので少し残念でしたが来月からの配当に期待していました。しかしそれ以降の配当はゼロでした。

自分でネット等で調べてみると、ライフステージという会社は金融庁の届出をせずに業をしていたと、金融庁から業務停止命令が出ていたのです。しかも実際にはFX運用をやっていないとのことでした。

そして大切な元本の200万円ですが、返ってきませんでした。

ポンジスキーム

実際にはFXの運用をしていなかった・・・では何故1年半もの間配当が出続けていたのかというと、後から入った別の会員さんから入金されたお金を運用せずに別の人の配当に充てていた・・からなのです。

これを「ポンジスキーム」というのですが、投資したお金を運用して利益が出ているかに見せかけて、配当をもらう。そして運用に成功して出た配当だと思いしばらく続くと更に信用が膨らみ、また新たに追加投資をしてしまう。そして胴元は大きなお金が入ったタイミングで姿を消す、これが典型的なポンジスキームです。

金融庁からの業務停止命令が出たという案内がライフステージ社から来ましたが、これも計画的だったのかどうかは、そこまで調べても意味ないことなので私にはわかりません。

7,700HKDと同じ配当額がずっと続いたことに疑問を持たず、その会社のことを信用した結果です。1年目で契約を更新していなければ元金は戻ってきていましたが、こんな超高配当が出ている間は、相当投資慣れしている人でなければ「更新しない」なんて考えることすらできません。

また、年利54%という超高配当が運用の世界で成り立つわけがなく、そんなことも知らずにこの頃は投資していたのです。

気を付けていたこと

ライフステージ社からは返金しますというハガキは来るものの、実際には返金はなく、住所も度々変更、そのまま何の連絡もなくなりました。

一つだけ気を付けていたことが、追加投資は絶対しないと決めていたことでした。この我慢だけがポンジスキームの深みにはまらなかった結果となりました。

結局、投資してはいけない会社に投資してしまったわけですが、これまでの配当と円安の影響で、元本を上回っていたのです。追加投資はしなくて正解でした。

ただ、配当が出なくなってしまう直前に何千万円と巨額の入金をされた方や借金までして始めた方も多くおられるようです。私はまだ始めたタイミングが良かっただけで、損をされた方が本当にお気の毒です。

最悪の結果は常に想定しておくべきであり、その最悪の結果が訪れたとしても「致命的」な失敗だけは絶対にしてはいけません。

まとめ

相手の言う通り、素直に聞いて投資を始めると本当に怖いです。相手も悪意があるとは限りませんが、自分もどう判断するべきか、経験がないとわからないし誰かに聞いても「そんなのやめておけ」で終わります。

守るべきルールとしては、どんなに良いものと信じてしまっても、絶対に全力投資や借金は避けるべきであり、余裕資金ですることと、冷静に分散投資を考えることです。

金融庁の登録がなかったことと、あっても正規の金融機関でないところにお金を預け、投資するというのは絶対に避けべきだということ、身を持って勉強させられました。

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ABOUTこの記事をかいた人

誰もやらないようなことを好んでやるタイプの人間のため、投資や運用で成功失敗を繰り返す。株の研究にも熱心に取り組み、こちらも勝ち負けを繰り返すが、今はそんなリスクを冒さず安定した運用のみ手掛ける。海外旅行大好きで誘われたら断れないタイプです。