高金利の海外預金口座を考察してみた!『アクレダ銀行』

高金利の海外預金口座を考察してみた!『アクレダ銀行』高金利な海外銀行

「銀行預金は低金利!」こうした常識を覆すのが、海外預金口座です。海外にまで視野を広げれば、高金利の海外預金口座がたくさんあります。国外居住者も口座開設が可能になり、富裕層だけではなく資産運用に興味のある人、日本の低金利に不満を抱いている人が次々と口座を開いています。カンボジアの「アクレダ銀行」も、高金利が魅力的な海外預金口座の一つです。

日本人でも口座開設可能!高金利なアクレダ銀行

アンコールワットで有名なカンボジアには一度は行ってみたいですね。フィリピンやタイもそうですが、新興国には魅力がいっぱい詰まってます。海外には色んな投資案件がありますが、やはり銀行が一番安全です。低金利の日本の銀行と違って1%以上の金利がつく銀行は世界にはたくさんあります。その中でも新興国における銀行はとても魅力的ですね。今回はカンボジアのアクレダ銀行を考察してみました!

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安心できる銀行だが、国や通貨がちょっと心配

アクレダ銀行は、カンボジアで最もメジャーな銀行です。カンボジア国内では、マーケットリーダーとしての地位を確立しており、日本の金融機関も出資しています。三井住友銀行やオリックス銀行が、それぞれ約2割、1割強の株式を保有しているため、最も安心感のある銀行といってもいいでしょう。

しかしカンボジア経済は、まだ未成熟な面があり、リスクも高い状況です。預金に対するペイオフ制度などの預金保護制度も整備されていません。アクレダ銀行は、日本の金融機関が出資していますが、銀行セクターそのものは未発達です。

カンボジアの通貨は、リエル(KHR)です。リエルは、ドルに比べると圧倒的に信用が低いです。信用ある通貨はドルのため、企業間ではドルが流通しており、カンボジア国内の金融政策もドルに依存することになります。

さらに隣の国、タイへの経済的な依存もあって、カンボジアの経済はいまだに不安定なイメージがあります。銀行預金は、リエルよりも少し金利が低いだけで、ドル建てでも高金利ですが、これもカンボジアの特殊な経済事情によるところが大きいと考えられます。

現地通貨と米ドルでの預入が可能

アクレダ銀行での銀行口座開設は、カンボジアへの渡航が必要ですが、代行業者を使うと日本から郵送で口座の申し込みが可能です。アクレダ銀行での銀行預金商品は、Hi-Growth Fixed Deposit、Hi-Income Fixed Deposit、Long Term Fixed Depositの3種類に分かれています。

元本と利息の受け取り方法に違いがあり、3種類の受け取り方法が選べます。利息のみの受け取りも可能ですので、まとまったお金を預けておき、年金のように毎月あるいは3か月ごとに利息を受け取る方法を選ぶことができます。

金利は、1年定期(Hi-Growth Fixed Deposit)で、リエルなら年4.25%、ドルなら3.00%です。5年定期の預金(Long Term Fixed Deposit)なら、リエルで年6.50%、ドルで6.00%です。銀行口座開設と同時にVISAデビットカード、インターネットバンキングの申し込みができます。

口座開設は代行業者に任せるのが無難

アクレダ銀行での銀行口座開設は、旅行者として申請を行う場合は難易度が高く、海外預金や現地のことをよく知る人や申請代行業者を活用したほうが無難でしょう。現在、カンボジアに限らず、海外銀行の預金口座開設は難しくなってきており、パスポートのみで銀行口座開設を代行する業者があれば、全てを任せたほうが安心で、署名や確認のみで銀行口座開設も可能です。手数料は、2万円~10万円程度かかります。

ただし、インターネットバンキングは、アクレダ銀行本店でしか開設できません。VISAデビットカードを同時に申し込んでいれば、セブン銀行、ゆうちょ銀行のATMからの現金の引き出し、預金残高確認、VISAでのショッピングができます。

VISAデビットカードの申込条件は、口座残高が100ドル以上となっています。年会費も毎年約10ドル必要です。引き出しの際、4ドルと取引額の1%の手数料、為替手数料がかかります。送金は、銀行の窓口以外ではインターネットバンキングを利用すると便利、といった感じでしょうか。

まとめ

アクレダ銀行での銀行口座開設は、申請代行業者に依頼するのがベストですが、インターネットバンキングは現地での開設が条件となっています。口座開設においては現地訪問が必要ですので、郵送手続きよりも現地の口座開設サポートを受けたほうが、費用が安くなります。

ドル預金の金利は、高金利ですが、預金の引き出し手数料が高く、まとまったお金の引き出しでないと、逆に損をすることもありますが、VISAデビットを活用することで手数料を回避できます。

為替の変動に対する心配がありますので、長期間預けるのであれば、リエルよりもドル建ての定期預金のほうが良いでしょう。将来、物価の安いカンボジアで生活する予定があったり、カンボジアと日本の両方で生活を行う予定がある人は、利息をドルで受け取る方法を選択すると、日本やカンボジアでの生活もスムーズになるでしょう。

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