高金利の海外預金口座を考察してみた!『バンクネガラインドネシア』

高金利の海外預金口座を考察してみた!『バンクネガラインドネシア』高金利な海外銀行

今回の高金利海外銀行の考察はやや複雑でした。国によって取扱い方が違ってくるので、簡単とは言えませんが、インドネシアで口座開設するならこの銀行も候補の一つだと思います。

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インドネシアならBNI

バンクネガラインドネシア(BNI)は、インドネシアの国営銀行です。国内でも最大手の金融機関として抜群の安定感を誇り、フルバンキングサービスを提供しています。バンクネガラインドネシアの略称はBNIです。定期預金の他、住宅ローン、自動車ローン、イスラム金融にも幅を広げ業績も拡大している優良金融機関です。

バンク・マンディリ(BMRI)との統合の話もあり、今後は東南アジア全体でも力を持つ銀行になっていくと予想されます。 取扱い通貨は、インドネシアの通貨ルピアです。インドネシア政府は、一つの口座につき、2,000,000,000ルピア(約2,000万円)を保証する預金保険制度を導入しています。

インドネシア国内経済も安定しつつあり、為替レートは、政府による介入がありますので比較的安定しています。

金利は若干高めだが・・

代表的な取り扱い金融商品は、定期預金です。最低預入額は、10,000,000ルピア(約10万円)です。1か月定期から24か月定期までの設定が可能です。BNIには、日本の東京支店もあり、こちらでも定期預金の受け入れを行っています。

東京支店では、日本円米国ドルの2種類の通貨での預け入れが可能です。ところが、1年定期の50万円以上100万円未満の金利は0.05%、1年定期の10万ドル未満の金利は0.15%と日本国内と同等の預金金利が設定されていますので、あまりメリットがない点に注意してください。また、BNI東京支店での定期預金には、預金保険の適用はありません。

現地でのルピア建ての定期預金なら、平均すると年率1%~2%前後の金利で運用することができます。インドネシアの金融や経済事情は不安定だった時期もあり、銀行が倒産したり、高額の利息でも預金が戻らなかったり、口座が無くなっているなどの安全性に疑問がありますので、国営銀行のBNIであっても現地の事情に詳しくないのであれば、現地の事情に精通した業者や人物にサポートしてもらうほうがいいでしょう。

口座開設方法

外国人が、BNIの口座を開設するには、原則、マルチビザ(KITAS)を所有している方限定になります。BNIでの口座開設にあたっては、事前に口座開設申請書を作成し、現地支店での申込書類の提出を行う必要があります。

申込に際し、口座開設サポートを行う業者があります。サポート申請業者は、手数料は数万円、マルチビザ(KITAS)が不要、パスポートのみで定期預金の開設やネットバンキングの開設も現地で行うパターンが存在します。

マルチビザは不要ですが、サポート業者が保証人となり、パスポートのみでBNIの銀行口座の開設が可能です。いずれも、全ては自己責任となっており、口座開設後の管理も全てご自身で行うことになります。現地での手続きが不安、時間がない方は、手数料が不要となる日本の東京、大阪支店での口座開設をおすすめします。

まとめ

経済環境も安定しており、政府による預金保険制度が導入されているインドネシア。バンクネガラインドネシア(BNI)は、インドネシア最大の国営銀行として知られており、最も安心できる金融機関です。

ただし、インドネシアには、たくさんの民間金融機関があり、高い預金利息で顧客やお金を集め、倒産する銀行が多かった歴史を持っています。また、他の銀行では預金額がいつの間にか減っていたり、口座そのものがなくなっている場合もあります。場合によってはこうした他の金融機関のトラブルに巻き込まれる恐れがあります。

バリ島を含むインドネシアの金融機関に関しては、高すぎる預金金利には要注意です。インドネシアには、預金保険制度が導入されていますが、日本支店では預金保険の適用対象外です。また、金融機関が倒産しない場合でも、預金口座が存在していない、無くなってしまったなどのトラブルもあります。現地で開設すると日本の銀行よりは高金利ですが、総合的判断としては他の銀行を検討するほうが良いかもしれませんね。

今回の考察で、私が調べた限りでは、バンクネガラインドネシアの公式ホームページと金利が相違する(かなり高めの)サイトがいくつかありましたので、もし口座開設を検討される場合は問い合わせをするなり、金利をしっかり確かめてから行ってください。

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