海外旅行保険は本当に必要か?

海外旅行保険は本当に必要か?保険・住宅ローン

いつも保険は必要最低限しかかけない私ですが、保険の種類も数多くあってどれが必要な保険か悩んでしまうことってありますよね。今回は海外へ旅行される際にかける保険について、見ていきたいと思います。

私は保険屋さんでもなく寧ろ保険が好きでない方の人間です。そんな私が海外旅行保険って本当に必要なのか、を検証した記事になっています。保険屋さんが何か保険を勧めるような内容の記事ではありませんので、これから海外へ旅行される方は是非参考にされてください。

海外旅行保険は本当に必要か?

皆さんは海外へ旅行される際に、海外旅行保険はかけていますか?海外旅行保険をかけるべきか悩んでしまう人や、意外にも「何それ?」って知らない人もいるように思います。

海外旅行保険にも種類があり料金も様々ですが、保険は「万が一起きてしまうと困ってどうにもならない」というときに必要なもの、ですので、それを念頭において本当に必要な保険かどうかを考える必要があると思います。

今回は海外旅行保険の種類やその必要性について、見ていきたいと思います。

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海外旅行保険ってどんなもの?

初めて行く国や海外旅行の経験の少ない人なら、出発前ワクワクしながらもちょっぴり不安な気持ちになりますよね。言葉が通じない中で何かトラブルが起きたらどうしよう、と思われる方が多いかもしれません。

そんな海外旅行をするにあたって、出発前に掛けておきたい保険が海外旅行保険です。海外旅行保険は、正式には「海外旅行損害保険」と言います。この保険は海外旅行中でのトラブルに対して必要な保険金が下りるというもので、保険の種類も多くあります。

死亡/後遺障害旅行先の国で死亡した場合や後遺障害を負った際に出る費用
医療費怪我や病気により現地の病院でかかった費用の補償
損害賠償旅行中に人の物を壊したり人に危害を加えてしまったときの補償
携行品損害携行品を盗まれたり誤って壊してしまったときに出る費用
救援費親族等に現地に来てもらう必要が生じた際に出る費用
その他何らかの理由で延泊になったり弁護士が必要になったりした場合に費用が出ることも

では、これまでどれくらいの割合でこれらの保険が適用されてきたのでしょうか?2017年度(2017年4月~2018年3月)の海外旅行保険の事故発生率(ジェイアイ傷害火災調べ)では3.42%、2016年度は3.40%と、約29人に1人が海外旅行保険の適用を受けていることになります。

これらの中で最も発生件数が多いのは医療費、その次に多いのが携行品損害です。この2つで全体の約8割を占めています。

海外旅行保険はどこで申し込むのか?

海外旅行保険はどこでどのように申し込むのでしょうか?申し込みの方法はいくつかありますが、補償内容や保険額もそれぞれ異なります。

空港内にある保険会社

当日、その場ですぐに保険を掛けられるというメリットがありますが、他で掛けるより少々割高というデメリットもあります。

「保険を掛けておくつもりだったが忘れていた」という場合には、空港にある保険会社を利用すると良いでしょう。保険内容の確認や相談もその場で出来るので、時間に余裕を持たせてしっかり確認しておくべきです。

受付けカウンターであれば10分程度で申し込みできますが、スマホのWifi機器をレンタルしに行ったり(これに時間がかかる場合がある)とか、他にかかる時間もあると思いますので、飛行機の出発時間にはくれぐれも注意が必要です。

インターネットから申し込む保険

インターネットから申し込むメリットとしては、他で申し込むのと比べて保険料を安くできるという点です。出発日より前にやっておけばゆっくり調べながら自分に必要な保険を見つけることが出来るでしょう。

ネットでの操作や申し込みに慣れていない人はちょっとわかりづらい、というデメリットがあるかもしれませんが、電話やメールで問合せも出来ますのでトライしてみるのが良いと思います。

また、インターネットで事前に申し込んでおけば、出発日の自宅から空港までの移動間で万が一事故等があった場合にも補償されます。

クレジットカードに付与される保険

クレジットカードには、海外旅行保険が付いているものが多くあります。クレジットカードに付く保険には、お金を払ってわざわざ保険を申し込む必要がないというメリットがありますが、申し込む保険と比べると補償の範囲や補償額が少なかったりします。

クレジットカードに付く保険の内容や補償額はそれぞれカードによって違いますので、クレジットカードをお持ちの方であれば、適用される保険内容を事前に確認しておいたほうが良いです。

・そのクレジットカードを事前に利用する必要があるか
・保険の適用期間は何日間か
・怪我や病気をしたときの補償額
・死亡や後遺障害の場合の補償額
・盗難被害にあったときの補償額
・物を壊したり人に危害を加えてしまったときの補償額

クレジットカードの種類によっては、出国前にそのカードを海外旅行に関係する支払いで利用しないと保険が付与されない場合がありますので、カード会社に確認しておきましょう。極端に言うと1円でも利用すれば保険が付与されるということです。

クレジットカードを数枚持っている方であれば、それぞれ合算することが可能なので、保険内容・補償額を確認しておきましょう。

旅行代理店で申し込む

ツアー等の申し込みをする際に、一緒に保険の申し込みをしてもらうことができるので、最も手間がかからない方法です。

インターネットでの申し込みと比べると少々割高になるのと、保険の種類が限られていますので、旅行代理店で申込む場合は内容をしっかり聞いて納得してからにしましょう。

海外旅行の際に本当に必要な保険とは?

渡航する国によって必要になる保険を知っておく

日本は他国と比べて安心できる国と言われています。そんな母国に住み慣れている日本人が日本と同じ感覚で海外へ行くと思わぬ状況に陥ることも珍しくありません。

例えば、治安が不安定で紛争が起きたりする国では、所持品を盗まれたりトラブルに巻き込まれて予定通りに帰国出来ない、なんてことがあるかもしれません。そのようなことが考えられる国への旅行であれば、万が一のトラブルに対応してくれる保険に入っておくのも良いかもしれません。

また、海外へ行くと必ずその国の料理を食べると思いますが、日本のように衛生上問題がない国であれば良いですが、そうでない国への旅行であれば万が一の病院費用や入院に対応した保険に入っておく必要があります。

日本は安心で安全な国であるため、逆に海外から日本に旅行に来る外国人にとってはこういった保険をかけるかどうかという心配はないかもしれませんね。

万が一のとき日本の健康保険は使えないの?

日本の健康保険には、傷病手当多数該当といった手厚い補償が備わっており、その他にも海外療養費という項目があります。海外療養費とは、海外で支払った医療費を帰国後に申請することで、その一部が給付されるというものです。

医療費の一部とはどの程度なのか、計算方法が決まっています。海外でかかった治療費とそれを仮に日本でした場合にかかる治療費と比べて、安いほうの7割が給付される計算となります。

医療費が高くて有名な国と言えばアメリカですよね。少し大きな病気や怪我をすると、アメリカでは数百万円というお金を自己負担しなければいけません。

日本の医療は最先端であり、医療費も他国と比べて安いため、日本人から見るとアメリカの医療費は特に高額に思えてしまいます。

万が一、日本人がアメリカのような医療費の高い国で事故や病気をして現地の病院へ通院や入院をしてしまったら、本人はどの程度の負担をしなければいけないのかを知っておかなければいけません。

上述したように、日本とその国の医療費を比べて安いほうの7割までしか健康保険では出ませんので、相当大きな負担を強いられることになります。

ですので、日本と旅行先の国で医療費に大きな差がある場合は、それに対しての保険を掛けておく必要があります。

海外療養費は他の保険を掛けていてもそれぞれ給付の申請が出来ますので、万が一保険の適用があった場合は海外旅行保険だけ給付の申請をして海外療養費の申請をし忘れる、といったことがないように覚えておきましょう。

医療を受けた際の領収書等の明細も無くさないように。

まとめ

海外旅行の際に本当に必要となる補償は医療費です。

日本国内では万能な健康保険ですが、海外旅行先での怪我や病気による医療費負担に対してはその効力を最大限発揮できないため、海外出発前の医療費に対する海外旅行保険の申し込みは必要不可欠となります。

心配なのは医療費の部分だけ、あとの補償についてはクレジットカードに付与されている補償で十分と私は思っています。それでもちょっと心配と思えば掛けておけば良いでしょう。心配しすぎて旅行を楽しめなければ意味ないですからね(汗

ですので海外旅行の際には、まずクレジットカードの保険内容を確認する。そして医療負担に対して十分でなければプラスして掛けておく。申し込みは保険料の安いインターネットで事前に済ませておく。これで完璧ですね!

一緒に行く仲間にも海外旅行保険についてちゃんと理解しているか、訪ねてあげてくださいね。

※保険に関するトラブルは負いかねますので、保険をどうかけるべきかの判断は最終的にはご自身の判断で行ってください。

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