銀行員が勧めてくる外貨預金はお得なのか?

銀行員が勧めてくる外貨預金はお得なのか?

普段よく会社に銀行員が来て色々とお願いされます。何をお願いされるのかというと、借りる必要のないお金を無理やり借りさせられたり、投資信託を勧められたり、個人の口座開設をお願いされたりと、銀行員のノルマって大変ですね(汗)

そんな中、外貨預金を勧められることもあるのですが、外貨預金はしておいたほうがお得なのでしょうか。それともこれもただの銀行員のノルマなのでしょうか。

銀行員が勧めてくる外貨預金はお得なのか?

銀行に行くと、よくポスター等で見かける外貨預金ですが、外貨預金と言えば金利が高いというメリットがあります。その他にも、

  • リスク分散のため円以外の通貨を持っておきたい
  • 海外旅行の際に外貨を使える
  • 為替の差益で得しそう

等のメリットがあります。こんな感じだと普通に預金するくらいなら外貨預金をするほうが得だな、と思うかもしれませんよね。「預金」なのだから安全で何の心配も無さそうです。銀行が取り扱っているものだから、という安心感もありますよね。

では、外貨預金はどのようなことに注意しておかなければいけないのでしょうか。

外貨預金のリスクを知る

外貨預金をすることで資産が増えるかといえば、実際そうでもありません。むしろデメリットのほうが大きいのではないでしょうか。

外貨預金をすることによるデメリットとしては、

  • 為替の差益を生むのと逆に損になる可能性がある
  • 手数料が高い
  • 預金保護の対象外

等です。言うまでもなく、為替の変動により常に外貨に対して日本円の価値は変動しています。そのため、預けた金額より少なくなって戻ってくることは当然起こり得ます。

ここで間違ってはいけないのは、外貨預金単体で考えた場合です。円資産とのバランスを考えての外貨預金であればリスクヘッジとして捉えることができますので、為替により損してしまった場合は、円の価値が上がったということですので、これをリスクヘッジと考えることができます。

手数料が高い点はどうでしょうか?円を外貨に替える際に為替手数料がかかります。例えば銀行の窓口で米ドル(USD)に交換するとき、為替手数料が0.5円~1円程度、ネットバンクでも0.1~0.25円程度かかってきます。

簡単な計算をしてみると、現在1ドル=約110円として1万ドルを外貨預金するとなると、窓口での手数料が往復で1万~2万円かかってしまいます。

外貨預金の金利が銀行にもよりますが、良いところで1%程度。ということは、1万ドル預けて利息が1万円ちょっとです。これではちょっと金利が高い程度では為替手数料で払うお金のほうが大きくなってしまいます。元本保証に違いはありませんが、為替手数料によって実質元本割れが生じるということです。

それからもう一つのデメリットが、外貨預金は預金保護の対象にならない、ということです。日本の普通預金ならば万が一銀行が破綻しても1,000万円とその利息までは保護されます。しかし外貨預金は1円も保護してもらえません。

つまり、外貨預金は儲からない上にリスクが高いと言えます。

それでもリスクを取って外貨を運用するなら

もし、ある程度のリスクを取っても良いというのなら、外貨で運用する別の方法として外貨建てMMF(マネー・マーケット・ファンド)があります。

こちらは証券会社で申し込みをする必要があります。MMFとは、外貨建ての投資信託です。

これは5,000円や1万円から投資することが可能で、元本保証ではないですが優良企業の社債等に投資するものなので、リスクとしては低いと言えます。自由に解約もできて、複利効果も期待できます。

各証券会社のホームページにも外貨建てMMFの特徴や説明がされていますので、少額から投資されたい方はこちらを考えてみるのも良いかもしれません。

外貨をもっと賢く持つ方法

外貨を持つメリットとして最も重要なのは、リスク分散のため円以外の通貨を持っておく、という点です。

例えば、米ドルをある程度の比率で持っておくことによって、円安になれば円の価値は下がるがドルの価値が上がる、逆に円高になればドルの価値は下がるが円の価値が上がる、といったふうにリスクヘッジに対応することになります。

先ほどの手数料や万が一の銀行倒産によるペイオフが気になるところではありますが、これらの心配がなければ外貨を持っておきたいところですよね。

日本の銀行から申し込むとどうしても手数料が高くなってしまい、金利もそれほど高くはありませんので、もっと金利の高い海外の銀行に自分で口座開設すれば手数料で元本割れといった心配は少なくなります。

私が口座開設しているフィリピンのオウン銀行は、米ドル建てで定期預金が可能で金利も高いです。そして何よりフィリピンの銀行は外国人の預金も政府が保護(条件により保護額に上限有り)してくれますので、安心して外貨を持つことができます。

金利が高くて預金保護されるとなれば、外貨預金のデメリットはほぼ解消されたことになりますね。

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ABOUTこの記事をかいた人

誰もやらないようなことを好んでやるタイプの人間のため、投資や運用で成功失敗を繰り返す。株の研究にも熱心に取り組み、こちらも勝ち負けを繰り返すが、今はそんなリスクを冒さず安定した運用のみ手掛ける。海外旅行大好きで誘われたら断れないタイプです。