新興国に投資する理由とは?

新興国に投資する理由とは?投資生活(投資・資産運用・心構え)

現在先進国の日本も、新興国であった時代は高い経済成長を遂げてきた中で、高い投資収益を実現してきた国でもありました。 しかし現在の世界全体でみた場合、先進国と比べてまだまだ人口、国土面積共に圧倒的に大きい新興国に対してどう目を向けるべきか、考えてみてはどうでしょうか。

新興国に投資する理由とは?

現在、日本の国の借金は1,000兆円と言われています。1,000兆円という金額が嘘か本当かわかりませんが借金が1,000兆円だったとして、日銀が国債を無制限に買い入れされれば円の価値が暴落してとんでもない円安になります。

それを危惧、警告する人もいれば、借金1,000兆円は嘘で国の借金は正常化に向かっている。そもそも外国でなく日本人からの借金なのでギリシャのような財政破綻はあり得ない、という人もいます。

そのような日本における課題と、現在の新興国とを見比べていきたいと思います。

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借金大国である日本はどのようにして借金を減らすのか

どのくらいの規模かは別にして日本の財政が厳しいという事実は間違いなく、そのために消費税を上げるなど増税が良くニュースでも取り上げられますが、国の借金を減らすためには税収以外に円安誘導が行われています。

国の借金は増税と円安誘導によって減らすことが可能になります。しかし、国の借金が減るということは、国民の資産が減るということです。

円安になれば円の価値が下がる、言い替えれば借金が軽くなるということです。株式市場を見ても円安になれば輸出企業は活性化し株価は上がる、給料は上がり税収も増える。借金を抱えた国にとって円安はものすごく魅力的なものなのです。

しかし円安がどんどん進行して物価の上昇に気づいた頃には国民の資産は目減りし、国民から国へとお金が流れていく結果となるのです。

国の借金がいくらあって破綻するのかしないのか、実際のところ我々国民にとっては100%わからないことです。評論家の意見が対立しているのを聞いて、どちらが正解なのかはわかりません。

私はどちらであっても海外、特に以下でお話する新興国に向けて投資や資産保全することを考えるべきだと思います。

新興国投資の可能性

日本は1950年頃、朝鮮戦争を期に経済発展に入りました。そして40年もの間、人口が爆発的に増加し、それに伴い経済も急激に発展してきました。この頃の日本はまさに新興国だったのです。1950年、この頃から既に先進国であったイギリスですが、新興国日本で資産運用をしていたらどうなっていたでしょうか?

1950年9月に100円であった日経平均株価は、1990年1月には高値38,915円をつけたのです。40年の年月を経て380倍になったのです。イギリス人が新興国日本に100万円を投資していたとすると3億8,000万円に増えたことになります。

更にイギリスの通貨であるポンドは、この40年の日本の経済発展によって円高が進行し、ポンドの4倍上昇することになりました。イギリス人が円ベースで投資していたとなると、3億8,000万円がポンドに戻す際に4倍の15億2,000万円になっていたということです。

もちろん1990年が最高値であったと当時に予測することは不可能でしたが、実際に40年の間、年20%で運用していたことになります。40年というと非常に長いですが、先進国が新興国に投資するということは大きな運用益を生む可能性が高いということです。

現在の日本は先進国であることから、新興国に対して投資を考えるべきです。その国の経済成長と通貨の上昇を期待して長期で投資するべきです。経済の成長に合わせて資産を運用させるのが本当の資産運用です。

海外に投資する際に気を付けること

では実際に海外に投資するとなると、気をつけないといけないのが投資詐欺です。海外案件であるがゆえにわからないことが多く、良さそうな話を聞いても100%仕組みを理解することは不可能だからです。日本においてもそうですが、海外は特に注意が必要です。

そのような投資詐欺の被害にあわないためにはどうすれば良いのでしょうか。これの答えは至って簡単で、「金融機関以外にお金を預けない」ということです。これを守れば100%詐欺にあうことはありません。

銀行や保険会社は問題ありませんが、その代理店やブローカー、資産運用する株式会社などには関わらないことです。海外でも金融機関であれば詐欺にひっかかることはありません。金融機関は高い調査力を持っていますので、怪しげなファンドに金融機関が手を出すことはありません。

大切な資産を日本だけに寝かせておくのか、或いは新興国といった国の経済成長に合わせて資産を運用するのか考えるべきだと思います。

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