オウン銀行の気になるQ&A、まとめてみた!

オウン銀行の気になるQ&A、まとめてみた!フィリピン・オウン銀行

経済成長が著しいフィリピン、そのフィリピン国内の銀行の中でも特に高金利な定期預金で有名になってきているオウン銀行。最近よくオウン銀行に関する質問を頂くようになり、その度に「オウン銀行は素晴らしんだよ!」なんて説明をしている私ですが、私が定期預金をしている、ということもあるので、興味をもってくれた人にはしっかり伝えたい・・・そんな思いがあって今回はQ&Aを作成してみました。これまで書いた記事と重なる部分があるかもしれませんがご了承を・・m(_ _)m

オウン銀行は今日も元気です!(^^)!

フィリピンのオウン銀行は、ドル建て又はペソ建てで定期預金を組むことができ、金利はなんとドル建てで8.5%~、ペソ建てで10%~と、日本の定期預金ではあり得ない高金利設定です。日本人からみると高金利すぎて、どうしても怪しく思ってしまうんですよね。

それからスイフトコードがないのに銀行と言えるのか、といった質問もありました。そもそもスイフトコードってどういう役割なのか、私は一度だけ別の銀行で必要になったことがありましたが、日常でスイフトコードに触れることは少ないと思います。

あとはフィリピンのペイオフ制度や銀行が破綻したときの返還手続きの方法、定期預金が満期を迎えたときの手続きの方法など、口座開設から満期まで、どのような手続きが必要か、など気になるところを順に書いてみようと思います。

高金利な理由

まずはやはりこれですね。フィリピンには他にも高金利な銀行はありますが、オウン銀行は国内ではもちろん、世界でみてもトップレベルの高金利な預金ができる銀行ではないでしょうか。

高金利である最も大きな理由に、オウン銀行はノンバンクを通じて国内の企業に高金利で貸出を行っていることが挙げられます。フィリピンの企業は日本と違って納税に対してルーズであり、国も日本のように厳しくありません。そのため、税金を納めていない企業は大手銀行から融資を受けることができず、運転資金や設備資金が必要な場合は、金利が高くてもノンバンクから借入をするのです。

ノンバンクと言うと、日本では少し怖い?ようなイメージがありますが、フィリピンでは多くの企業が銀行と同じような感覚で借入をするところです。そのため悪いイメージは全くない、と言っていいかもしれません。

しかし万が一企業から貸出金の回収が不可となると、担保に取っている不動産の強制売却をすぐに実行されます。そうなると企業にとっては痛手ですが、強制売却の即時執行によって銀行やノンバンクは貸倒率が非常に低いということです。

ですが、これからまだまだ経済成長が続くフィリピンだから企業も非常に活発です。高金利でも十分ペイできるだけの仕事があって先行投資もそれに応じて必要になってくるのでしょう。

世界でみると更に上をいく高金利な銀行は存在しますが、ペイオフ制度や国の経済事情や安定性、預金通貨の種類等、どれも安心できるものばかりで、トータル的にみてもオウン銀行の評価は高いと思っています。

スイフトコードが無いって聞いたけど?

スイフトコード(SWIFT CODE)は銀行間の送金時に用いられる金融機関識別コードです。呼び名がBICコードとも呼ばれる場合もあります。このスイフトコードを入力することによって、海外送金がスムーズに行われます。

例えばA銀行からB銀行に送金する場合、A銀行がB銀行のスイフトコードを入力する必要があります。送金する銀行がこのスイフトコードを入力することによって、受け取り側の銀行に着金するということです。

世界各地の多くの銀行はスイフトコードを持っていますが、もちろん持っていない銀行も多く存在します。日本の銀行も持っていないところや、フィリピンでもルーラルバンクに分類される銀行はほとんどが持っていません。よって、全ての銀行がスイフトコードを持っているわけではありませんので、スイフトコードが無いから銀行ではない?なんてことはありません。

スイフトコードを持っていない銀行への送金は、持っている銀行のようにスムーズとまではいきませんが、いくつかの段階を踏んでその銀行へ着金となります。例えば、海外オフショア年金積立てを毎月クレジットカード引落しにする方法がありますが、同様にオウン銀行もクレジットカード決済をすることで入金が可能になります。

満期を迎えたときの受取り(出金)はどうすればいいの?

オウン銀行の定期預金は1年、3年、5年とありますが、各満期時に元本と利息がオウン銀行の普通預金口座に移されます。普通預金口座から出金する場合は、インターネットバンキングにログインして出金に関する書類をダウンロードし、必要箇所を記入してオウン銀行へ郵送することになります。入金する銀行は、日本の銀行でも他の海外の銀行でも可能ですが、その銀行のスイフトコードは必要になります。

もちろん現地での出金も可能で、その他にチャージ式のVISAカードに現金をチャージすることも可能です。この場合はUSドルでカードにチャージされますので、日本でVISAとしてお店で使う場合やATMで出金する場合は、その日のドル円レートで換算されて支払い、出金がされます。

また、口座開設の申し込み時に、「満期時に自動更新」を選んだ場合は、利息だけ満期時に普通預金口座に移され、元本は再度定期預金口座に置かれることになります。自動更新をやめる場合は、インターネットバンキングから手続きが可能です。

自動更新しない場合でも、一旦普通預金に入った利息を定期預金口座に移して、元本と利息を合わせて再度定期預金を組むことも可能です。その場合もインターネットバンキングからダウンロードした書類を記入して郵送することになります。

インターネットバンキングでは何が出来るの?

オウン銀行のインターネットバンキングでは、以下の手続きが出来るようになっています。

・基本情報の閲覧(口座番号、預入金額、定期預金期間等)
・各登録情報の変更(氏名、住所、電話番号、メールアドレスの変更等)
・オウン銀行普通預金口座から他行への出金手続き
・オウン銀行普通預金口座からオウン銀行定期預金口座へ振替え手続き
・通帳や証書を紛失した場合の再発行手続き
・普通通帳の記帳手続き

上記の手続きは全て、必要な書類をダウンロードして、記入して郵送することになります。通帳を再発行する場合等、手数料のかかるものもあります。

因みにログイン画面の右上のほうで、英語表示を日本語表示に切り替えることができます。私もつい最近まで知りませんでした(汗

万が一銀行が破綻したとき、預金保護の申請はどうすれば?

フィリピンの預金保護(ペイオフ)制度は外国人の預金も対象とされるので、万が一、オウン銀行が破綻したとしてもフィリピンの預金保険機構であるPDICに申請(請求)することで、定められた範囲で預金が戻ってきます。

保護対象となる金額の範囲は複数の共同口座を作ることで大きくすることが可能で、それについては別に書いた記事があるので下記に張っておきます。保護される金額の枠を増やす方法を紹介しています。

フィリピンの魅力的なペイオフ制度

フィリピンにおいて破綻した銀行はPDICの管理下に置かれるので、PDICに対して全ての手続きをすることになります。PDICのホームページからクレームフォームをダウンロードして、必要事項を記入し、通帳と定期預金証書、身分証明書(2点)を添付して郵送します。

また、書式が英語のため、英語に自信がない人は委任状を利用することで代理人を通して手続きしてもらうことも可能です。

口座開設するには業者のサポートは必要か?

英語の部分には全て日本語訳が付いているので、一人でも申込みは十分可能です。オウン銀行の定期預金は、フィリピンまで渡航せずに書類とパスポートのコピーをEMS郵送して、クレジットカード決済を利用して送金(入金)することで口座開設が可能です。大変便利ですが、カード手数料が1.5%だけかかります。必ず必要なものはパスポートです。

クレジットカードとデビットカードが利用できますが、1回のカード引落しは米ドルなら5,000ドルとなっているようなので、定期預金と普通預金合わせて5,100ドルの申込みであれば、2回に分けての引き落としとなるようです。

申込みページから入力したものを印刷しないといけないので、プリンタに繋がれたパソコンで行うのが良いと思います。基本的に申込みページから必要事項を順に入力していけば、問題なく印刷まで完了するでしょう。

印刷した後、その書類に日付とサイン(複数枚あります)をしたらパスポートのコピー(白黒可、こちらにも日付とサイン必要)等を添えて郵便局のEMSで郵送すれば全ての作業は完了です。共同口座等で申込みが複数あっても、郵送は一つにまとめて大丈夫です。

申込みページの手順に従えば、一人でも口座開設できますが、私がオウン銀行の口座開設の手順をまとめた記事もありますので、必要ならこちらを参照してください。

オウン銀行の簡単口座開設手順

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