定期預金といえば、普通預金と比べて金利が高めであり、その代わりに一定期間は預けっぱなしにしておかなければいけない、といったものですよね。ある程度の預金を持っている人であれば、普通預金に入れてお金を寝かしておくよりは、定期預金したり運用や積立てを考えいきたいものです。
お金を有効に活用する方法はたくさんありますが、今回は海外でも高金利なオウン銀行の定期預金について、いつ始めるか、そのタイミングについて考えてみたいと思います。
本題に入る前に現在の日本と海外の定期預金の金利の違いについて簡単に触れておきます。
普通預金にお金を入れても利息はほとんど付かないですが、定期預金に入れておけば普通預金の10倍~20倍以上の金利が付きます。しかし、預ける金額にも依りますが、ほとんど利息の付かない普通預金の金利の20倍だとしても、実際のところ大して変わりません。
例えば金利が0.01%の普通預金に100万円入れておけば、1年後に利息は100円(税金は省略してます)。金利が20倍の定期預金に入れておいたとしても100円が2,000円になるだけです。100万円で2,000円なら、1,000万円で20,000円ですね。
1,000万円ほどの大金を定期預金して1年後の利息が20,000円だと、銀行からすれば非常に美味しい話です。銀行がこのように上手くお金を回しているのと同じように、私達ももっとお金を有効的に活用できないか考えるべき、だと私は思います。
しかし現在の日本は低金利時代、高い金利は期待できません。それであればもっと金利の高い海外へ目を向けるべきです。海外では1%以上の金利が付く銀行は山ほどあります。日本国内の定期預金に手軽に申し込むか、少し手間と時間を掛けてでも海外の定期預金を調べて申し込むか、その違いだけではないでしょうか。
私が定期預金しているフィリピンのオウン銀行なら、現地に行かなくてもパスポートがあれば申し込みは比較的簡単です。金利も10%前後と現在の日本ではまず不可能、世界で見てもトップクラスの金利設定ではないでしょうか。
ではどういった人がどのようなタイミングで高金利な定期預金の口座開設をされているのか、いくつかに分けて見ていきたいと思います。
オウン銀行は若いうちから始めると有利?
銀行によっては18歳未満は定期預金の口座開設不可とされているところもありますが、オウン銀行の定期預金はパスポートがあれば年齢制限はありません。極端な言い方をすると、自分と自分の赤ちゃんの個人用口座、共同口座をそれぞれ作ることも可能です。
若いうちから定期預金を始めるメリットは、将来のための貯蓄がしっかり出来るといった他に、積立てを年に1回、又は3年に1回としていくことで長期間かけての運用ができる、といったころですね。
積立てと同時に、満期時の利息を再度、定期預金に含めて組み直せば、複利運用となって長期であればあるほど資産の増加が期待できます。
特に若いうちから外貨を持っておくことで日本と海外の為替変動にも興味を持つようになり、グローバルな目線で世界経済を知るきっかけにもなります。
外貨での定期預金をすることで為替変動が気になることもありますが、FX取引をするわけではありませんので短期的な為替変動を気にすることは全くありません。
中年から始める場合はセルフ年金のために
人生も40代に突入し、今の仕事や家庭は問題ないけど、老後の生活は年金しかあてにするものがなく不安だという人は多いと思います。子供の学費や住宅ローンもあって出費が多い時期である一方、仕事での収入も増えて貯金が増えてくる時期でもあります。
この時期に将来を考えて投資や運用を考えられる方も多いですが、株やFXといったリスクの高い投資(投機)は避けないといけません。余裕資金の範囲だからといって株やFXで一発当てるなんて論外ですし、いくら勉強して臨んでもプラスの収益を長期的に安定させるのはプロレベルにならないと不可能です。
リスクを取った投資や運用を避けるため、元本保証された国債や、元本保証ではないですが一度もマイナスを出していないMRF(マネーリザーブファンド)といった運用先もありますが、多少面倒でもオウン銀行の定期預金を開設できれば安全に利率の高い運用ができます。
株やFXで毎年10%の利益を出し続けるのと、オウン銀行の定期預金で毎年10%の運用を続けるのと、どちらが確実かは明白です。生活に必要なお金と分けてオウン銀行の定期預金で運用を続けることができれば、将来の年金だけの場合とでは大きな差が出てくるでしょう。
歳を取ってから始める場合は子供、孫への遺産作りに
年配の方でも定期預金の口座開設はよくされると思いますが、海外の口座開設となると少々戸惑いがあるかもしれません。これまで海外の口座を持たれてきた方であれば問題ないですが、長い人生日本だけでされてきたなら、これから海外で口座開設というのは考えにくいかもしれません。
定年を迎えて退職金の使途を考えるなかで、子供や孫に残せる分があるなら、オウン銀行の定期預金は価値あるものだと思います。しかし、毎日の生活費は年金だけでは厳しいため、常に生活費は預貯金や退職金を手元に置いておくのが賢い方法です。
例えば、いつでも出し入れできるようにMRF(マネーリザーブファンド)のような証券会社の口座に入れておけば、銀行の普通預金よりは金利が若干ですが高いので良いかもしれません。
お金はいつでも使えるようにしておきたいが投資や運用もしてみたい、という方であれば、1年満期の定期預金などは良いかもしれません。オウン銀行を含め、海外の定期預金は原則途中解約、切り崩しは不可なので、3年や5年といった長期での運用は控えておいたほうが良いでしょう。
まとめ
投資や資産運用は、始める歳によっても目的や考え方が違うので、「あの人がやってるから自分もやろう」というのではなく、自分は何のためにやるのか、目的をはっきりさせた上で行うべきです。そういった意味ではタイミングは大切ですね。
リスクの高い投資は別として、若いうちから資産運用をすることは確実に将来の利益につながります。日本人は預貯金が大好きで少しでもリスクのある投資や資産運用には手を出さない人が多いですが、それは老後の将来を考えていないのと同じで、そちらのほうがリスクがあると言えます。
私は、若ければ若いうちに、投資や資産運用に積極的に且つ慎重に取り組んでいけば、日本経済や世界経済の流れを読み取る力にもなりますし、コツコツと運用する楽しみもあるので、将来に向けて必要なものだと思っています。
因みに、オウン銀行の定期預金は金利が高いためか、誤解を受けるようですが、「増えるか減るかわからない投資」ではなく、「元本保証された資産運用」だということです。しかし、投資や資産運用は何をするにしても全て自己責任だということもお忘れなく・・・お願いしますm(_ _)m
下記は、私が実際にオウン銀行へ口座開設にいった際の体験記です。こちらも是非ご覧ください。
オウン銀行定期預金口座開設の旅