フィリピンにはオウン銀行(オウンバンク)という定期預金の金利が高いと噂の銀行があります。金利が高いと言うのは日本と比べるともちろん、フィリピンの他の銀行と比べても高いということです。今回は、その高金利な定期預金の口座開設をするにあたってのいくつかの注意点をあげておきたいと思います。
フィリピン・オウン銀行の高金利が魅力で口座開設をしたいと思っている方。当然ですが、口座開設する際にはまずしっかりとどんな銀行なのか自分で調べる必要があります。
オウン銀行に限らず、「金利が高いけど本当に大丈夫かな?」と思っていながらも調べるのが面倒なら口座開設はしないほうが良いと思います。
オウン銀行に対して批判的なサイトを見てそこでブレーキがかかるようなら口座開設はやめておきましょう。それでも高金利が魅力でこの定期預金が本当であってほしいと思うなら、徹底的に調べるしかありません。
「誰かがこう言ってるから・・・」といってその理由を自分で調べるくらいでないと本当のことはわからないと思います。
どのようなことを調べ、どのようなことに気を付けるのか?
日本でも海外でも口座開設は自己責任です。誰かがダメと言うから、或いは誰かが良いと勧めるから、ではなく自分でしっかりと調べましょう。
口座開設をするにあたり、最低限下記の事項は調べておくべきだと思います。私は信頼できる人からの紹介だったので安心していましたが、それでも下記の事項はすぐに調べ、その上でフィリピン・オウン銀行の定期預金口座を開設しました。
・フィリピンという国が今どのような状況なのか?経済事情は?今後の発展は?投資適格国か?
・日本とフィリピンとの銀行の違いは?ペイオフはいくらまで?日本人でも適用されるのか?
・オウン銀行はどのような銀行か?スイフトコードが無いが何か問題になるのか?
・高い金利が出る理由は?他の銀行と比べて何故高いのか?
・途中解約のペナルティはどのようなものか?
一番危険なのが、口座開設代行業者にお金を預けて口座開設をしてもらうことです。口座開設するのに代行業者は必要ありません。そもそもしっかり調べていたら自分でできるはずです。
もしかしたら本当に親切な業者がいるかもしれませんが、こちらからは見分けがつきません。第一お金を預けるという部分が法的にアウトです。絶対に代行はしてもらわずに自分でお金の流れを把握することです。サポートしてもらうのは良いですが、お金は直接当事者間でやりとりすることです。
ペイオフはしっかり理解しておく
日本の銀行でもそうですが、預金保護枠を超えた金額に対しては、万一銀行が倒産した場合はほぼ返ってきません。日本は1,000万円までのペイオフがありますが、フィリピンは25万ペソまでです。
ですが、海外の銀行のペイオフに関しては日本にはない「共同口座」を作ることで預金保護額を50万ペソ以上にすることも可能です。この手続きをするにはやや複雑です。しかしここもしっかりと調べて抑えておくべきでしょう。
ペイオフに関しては気にされる方、そこまで気にされない方、人それぞれです。口座開設はしたいけどペイオフ枠内に抑えておきたい、という方は特にしっかり調べておきましょう。
まとめ
ネットで調べるのも限界がありますが、書かれていることについて、「何故そうなのか」、「それの根拠はどこにあるのか」等、自分で調べないと解消されない部分が多くあると思います。
特に海外なので日本語以外の言語についても翻訳にかけるなどして調べる必要があります。大変ですが大切なお金のためです。英語ができる人に有料でお願いすれば、より確実な情報も手に入るはずです。
まだまだ細かな注意点はありますが、とにかく調べること。わからなければ専門の人に聞くことですね。オウン銀行へ何でも問い合わせするくらいが良いと思います。
どんなときも慎重に進めて自分で納得してから口座開設を行いましょう。