今回は、フィリピンの通貨について書いてみようと思います。
フィリピンの通貨
海外では様々な通貨が流通していて、もちろんフィリピンでも自国の通貨は流通しています。
フィリピンでは「フィリピンペソ(PHP)」が使用されています。現在のレートは1PHP=2.17円です。(※2019年4月追記)
通貨の歴史
フィリピンペソが誕生したのは1852年、このペソという通貨はかつてスペインの植民地だった国で多く使用されていて、それぞれの国ごとで異なる為替レートがあります。
フィリピンでは当初、1ドル(USD)=2ペソ(PHP)といった固定相場制でしたが、経済の低迷や対外債務の膨張などにより切り下げが相次ぎました。
紙幣に関しては、1985年発行のものには10ペソ紙幣と5ペソ紙幣がありました。この時の発行券には偽札が多く作られていたので、中央銀行はそのことに頭を悩ませていました。
2010年より新紙幣を発行し、旧札は5年間かけて新札と交換し、2016年からは旧札が使えなくなりました。
しかし、出稼ぎ労働者が多く国内経済を保管するほどの影響力を持っていたので、ペソから外貨への交換に対しては特に厳しい制限がありません。
通貨の種類
フィリピン国内ではペソの他に補助通貨のセンタボが流通しています。
2010年発行の1000・500・200・100・50・20ペソの紙幣が流通しています。硬貨には10・5・1ペソと補助通貨の25・10・5・1センタボがあります。
通貨を表す記号では、普通のペソなら$を使用することが多いですが、フィリピンペソの場合はPの上部に「=」を合わせた記号になります。