今回は、知っておいて損はないお金の預け方法をご紹介します。銀行の普通預金を利用するのであれば、他にもう少しお得なお金の預け方があります。とは言ってもそれほど大きく金利が変わるものではありませんが・・・でも知っておいて損はないと思います。
日本における日本人の個人資産のうち「現金・預金」の占める割合は50%を越えています。これは世界で見ても日本が最も高い比率になります。
そんな日本人は大切なお金を銀行に当然のように預けていますが、銀行の普通預金でなくてももっと他に安心して預ける場所はないのでしょうか?
ちなみに日本の銀行の普通預金の金利を見てみると・・・
普通預金金利 | |
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みずほ銀行 | 0.001% |
ゆうちょ銀行 | 0.001% |
三井住友銀行 | 0.001% |
新生銀行 | 0.001% |
大和ネクスト銀行 | 0.005% |
(追記:2019年6月現在、金利に変わりありません。)
日本の銀行の普通預金は、当然ですが元本保証です。そして万が一銀行が破綻した際には、1,000万円とその利息まで預金保険機構によって保証されます。
銀行に預金さえしておけば通帳で管理もできて心配無用というわけであります。
では、それだけ安心できる銀行と同じくらい安心なところがあって、そこにお金を預けるともう少し金利が高くなるとなれば、そういったところに預けてみるのも良いのではないでしょうか?
MRFは銀行の普通預金と同じようなもの
MRFとは、マネーリザーブファンドといって、証券会社にある普通預金口座のようなものです。証券会社といえば投資や運用に伴うリスクがあるものだと思われるかもしれません。
確かにMRFは元本保証ではありませんが過去に一度も元本割れをしたことはありません。その理由は、金融商品のなかでも極めて安全な債権を中心に扱っているからです。
MRFの特徴 | 銀行の普通預金より僅かだが金利が高い |
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1,000万円以上の預金に対しても全額預金保護の対象となる | |
マイナス金利の適用からも除外 |
また、申込みの手数料や解約手数料はかからず、1円からお金の出し入れが可能なので、銀行の普通預金と同じ感覚だと言えます。
金利はそれほど高くはありませんが、証券会社によって違いますので各証券会社のホームページで確かめてみると良いでしょう。出し入れしない定期預金とは別に、出し入れする必要がある預金であれば、こちらのMRFを活用するのも有効的ではないかと思います。
元本割れを起こしたことのないローリスクローリターンのMRFですが、現在ではそのMRFを廃止している証券会社もあり、SBI証券ではハイブリッド預金、楽天証券ではマネーブリッジとして取り扱いがなされています。
こちらも銀行の普通預金よりは金利が高く設定されています。
絶対に損したくないなら極めて安全な国債を買う
日本人は投資や運用でお金を絶対減らしたくない!(とにかくリスクは取りたくない!)という方が多いですよね。ほとんどの人は銀行の普通預金にコツコツと預金をされているかと思うのですが、安心安全第一の人にも個人向け国債なら何の心配もなくお勧めできます。
国債も先ほどのMRFと同様に金利が少し高めで、しっかりと元本保証されているのでマイナスになることはありません。
個人向け国債にはいくつか種類があって、
・固定金利型3年満期
・固定金利型5年満期
・変動金利型10年満期
があります。変動金利型10年満期の金利は半年ごとに見直されます。どれを選択しても1万円から始めることができます。金利は0.05%が保証されていますので、これ以下になることはありません。
因みに国債を買って満期前に解約したくなった場合は、過去2回分の金利を返せば解約ができるので、それほど大きなペナルティではないですね。
それに絶対に損したくない!というのなら、銀行の普通預金よりも国債の方が安全といえます。銀行と国、どっちが安全かと考えれば、国ですからね。国がダメになるときは銀行もダメになってますから・・・
まとめ
日本の銀行の普通預金は改めて見直しても金利は低いです。もちろんこのような金利で稼ごうなんて誰も思っていないと思いますが、どうせなら少しでも金利の高いところに預けておきたいですよね。
私が定期預金をしているフィリピンのオウン銀行の金利は、MRFや国債よりもはるかに高く、預金保護もついて安全ですが、海外なので何かと怖い・・と思われる方は銀行の普通預金でなくMRFや国債を考えてみるのも良いかもしれませんね。
あと一つ・・普通預金でも金利の高いところと言えば、イオン銀行です。イオンカードセレクトを作っておけばイオン銀行の普通預金金利で0.12%です。
ここでご紹介したものはどれも安心できるものばかりですので、一度この機会に普通預金をどうするか、見直してみても良いのではないでしょうか。