金融機関のお勧め商品は儲かるのか?

投資生活(投資・資産運用・心構え)

前回は銀行員が勧める外貨預金についてお話しましたが、銀行員が持ってくるその他のお勧め案件(商品)若しくは証券会社の営業マンが持ってくるお勧め案件についてはどうなのでしょうか?

金融機関のお勧め商品は儲かるのか?
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銀行は手数料が全て

銀行員が訪問先へ持ってくるお勧め商品もそうですが、銀行に行っても壁にポスターが張ってあったり窓口の横にお勧め商品のパンフレットが置いてあったりしますよね。

そこには特別金利○○%!とか、○○%優遇!といった表示と共に案内されており、銀行員もそれらを勧めて来られます。

また、お勧め商品には「利回りが高い」以外にも「毎月配当」「少額から積立可」等、お客さまが目を引くような内容に作られているものばかりで、通常の預金よりもお得感がありそうな見せ方をしています。少し豪華なパンフレットや目を引く鮮やかなポスターも飾られていますよね。

しかし、これらは銀行が最も売りたい商品であって、お客さまの利益が最優先ではありません。これらは銀行が儲かるような商品、つまり手数料が高い商品です。

銀行は手数料が利益であり、安い手数料より高い手数料のものを売りたいわけです。前回お話した外貨預金も手数料が高いので、銀行員のノルマとしては是非とも申し込んでもらいたい商品なのです。

お勧めされたら逆に買わないこと!

例えば、銀行がお勧めする投資信託。投資信託自体は悪い商品ではなく、運用がうまくいけば買った口数の分だけ分配金がもらえます。通常は年に1回の分配金ですが、中には毎月分配されるものもあったりします。

毎月入ってくれば魅力的だと思うかもしれませんが、そんなことはありません。そこには大きなデメリットがあり、先に分配金をもらってしまっては複利運用の効果が期待できません。お金を増やすために投資しているのに、毎月お金を抜いていては投資として不十分です。

また、投資信託といっても運用先があるわけで、必ずしも運用に成功しているわけではありません。運用がうまくいかないときも毎月配当を出していれば、それは元本を削ってそこから捻出しているということになります。そうなってくると益々リスクの高い運用先に走ることもあるのです。

このように金融機関がオススメ商品と言って勧められても、やはり自己責任です。申し込んだ時点で金融機関は儲かるのですが、お客さまが儲かるかどうかはその先誰にもわかりません。

金融機関がお勧めする商品は手数料が高いだけでなく、リスクが高いものもありますので注意が必要です。

新規公開株(IPO)にも注意

大手の証券会社ですが、取引したこともないのに突然電話がかかってきて、「○○○鉄道」の新規公開株を売り出しています、とのこと。新規公開株、いわゆるIPOですが、株の投資家はIPOを狙って取り合いになります。

抽選によって見事当選すれば、初値(株式市場で初めて売買されたときの価格)は買ったときの値段より高くなるのが通常であり、そこで売れば高い確率で利益を出すことが可能になります。

私に勧められた○○○鉄道の株ですが、確かに新規公開株に間違いはありません。でも何で取引もしたことのない私のところに、証券会社からIPOを持ってきてもらえるのか、です。

通常なら取り合い(抽選)になるはずが、ならないというのはIPOであっても人気がない、若しくは発行枚数が極端に多い場合です。そういったIPOを持って来られても、買えば痛い目にあう確率は非常に高いです。

証券会社がここの会社の社長と取引をしたい、というなら本当に価値あるIPOを持ってきてくれるかもしれませんが、どこかわからない会社に電話でオススメのIPOですと勧められても、それはそこの証券会社の営業マンのただのノルマなのです。

本当に良いIPOはその証券会社の上位客にならないと、なかなかもらえません。上位客とは何度も売買を繰り返して手数料を証券会社に支払っている人や会社のことです。そうでなければネット証券でブックビルディングに参加して公平な抽選に当選するかです。どちらにしてもIPOはなかなか手にすることはありません。

いつも銀行にはお世話になっていますが、渉外担当者や支店長から良い商品を紹介してもらった記憶は残念ながらありません。それでも銀行はまだ良いほうです。証券会社の担当者には本当に注意が必要です。オススメ証券なんか買うならそれは付き合いだと思ってください。

証券会社の方おられましたらすみません・・・m(_ _;)m