フィリピンの銀行を紹介・・・『BDO』

高金利な海外銀行

今後益々経済発展が期待されるフィリピン、働き盛りの若者人口がこの先も増える人口ボーナスの恩恵もあって、銀行の金利も高い設定になっています。今回はそんなフィリピンの大手銀行のご紹介をしたいと思います。

フィリピンの最大手銀行『BDO』

BDO(バンコ・デ・オロ)はフィリピン最大の商業銀行です。日本にも100%出資の外国送金専門会社が2016年に設立されており、BDOの本支店や送金センター、地方銀行の支店からの現金の引き出しが簡単にできるようになっています。

利用限度額内であれば、手数料が大変安くなっており、フィリピンの銀行預金の預け入れだけではなく、引き出しも簡単でスピーディーにできるようになっています。

BDOは、日本で仕事をしているフィリピン人にも利用者が多くなっており、日本人の利用者は高金利の海外預金口座に魅力を感じる方が多く、利用者が増えています。

BDOは、セブ市内にも複数の支店を持ちますが、2016年の決算報告で過少申告を行ったことで、最近、営業許可の更新が保留になったことが報道されていました。しかし、銀行の営業そのものには大きな影響が出ておらず、混乱もありません。

BDOには、ジャパンデスクもあり、個人口座の開設も受け付けています。送金、両替、ローン、クレジットカード、オンラインバンキング、資産運用など、幅広い取り扱いサービスが日本語でできますので、利用しやすくなっています。

ペソでの預金金利は、1年定期2千万ペソで1.125%の金利です。一年定期5万ドル以上10万ドル未満での預け入れであれば、1.0%の金利が適用されます。ドルの源泉徴収税が、7.5%、ペソが20%ですので、為替レートの変動により、ペソがいいのか、ドルがいいのか判断に迷うことがあります。いずれにしても金利は下落傾向にあります。

BDOでは、円口座や当座預金口座以外は、非居住者でも口座の開設が可能になっており、より利用しやすくなってきています。ただし、預金の月平均残高を維持できない場合は、ペナルティとして300ペソや5ドルの手数料が徴収されます。

以前は、住所証明や現地での申請サポートが必要でしたが、個人なら全く不要で日本でもBDOのジャパンデスク経由で非居住者用の口座開設が可能です。パスポート、IDまたは国際運転免許証の原本が必要です。

初回預金で用意する現金は、ペソなら2000(通帳ありで10000)、USドルなら500、日本円なら5万円です。口座残高がゼロになったり、2年間入出金がなければ、口座が凍結される恐れがあり、注意が必要です。